お宮参りのご祈祷は、赤ちゃんの誕生を神様に報告し、今後の健康や成長を祈願するものです。
この儀式には以下のような意味があります。
赤ちゃんの誕生を氏神様に報告
赤ちゃんが生まれた地域の氏神様に誕生を報告し、守護をお願いする意味も込められています。
赤ちゃんの成長と健康を祈る
赤ちゃんが元気に育ち、幸せな人生を送ることを願って祈祷が行われます。
家庭の安泰を祈る
赤ちゃんを迎えた家族の健康と幸福を祈願し、無事に家庭が繁栄することを願います。
お宮参りのご祈祷は、神社での儀式として、通常以下のような流れで行われます。
1. 受付
神社に到着したら、まずは受付を済ませます。
多くの神社は予約が無くても受け付けてくれますが、予約制の神社もある為事前に確認をしておくとよいでしょう。
受付でお宮参りの祈祷を申し込むと、名前や生年月日を聞かれることがあります。
2. 祈祷の開始
神社の祈祷場で、神主が祈祷を始めます。
神主は、赤ちゃんを祝福し、鈴を鳴らす、祝詞(のりと)を読むなどの儀式を行います。
祝詞は神様にお願いする言葉で、赤ちゃんの健康や成長を祈ります。
3. お祓いと祝福
祈祷の中で、神主は赤ちゃんに対してお祓いを行い、悪いものを払い清らかな状態にします。
赤ちゃんの頭にお神酒(おみき)や塩を振りかけることがあり、これは「清め」と「祝福」の意味があります。
4. ご祈祷後
祈祷が終わると、神主からお札やお守りをいただくことがあります。
これらは、赤ちゃんの健康と幸せを祈願するためのものです。
お守りは赤ちゃんのために持ち帰り、身近においておくことが一般的です。
また、お札は家に飾るのもよいでしょう。
5.ご祈祷の費用
お宮参りのご祈祷には費用がかかります。
初穂料(はつほりょう)と言いますが、地域や神社によって異なります。
一般的には5,000円〜10,000円程度が相場です。
高額なものを納める必要はありませんが、神社によって金額の目安が示されていることもあるので確認しておくとよいでしょう。
大安や吉日を選んでお宮参りを行う家庭も多いですが、必ずしもその日にしなければならないわけではありません。
赤ちゃんの体調や家族の都合に合わせて、日にちをえらびましょう。
お宮参りのご祈祷は、赤ちゃんの成長を神様にお願いし、家族全員で祝福する大切な儀式です。
赤ちゃんが健やかに育ち、幸せな人生を歩むようお祈りしましょう。